レクチャー 2:

F-001 中国語の音節

講師: カエルライフ
カエルライフ

レクチャーの内容


中国語の漢字は原則として1字1音つまり、一つの漢字が一つの音節として読まれます。

例えば、白(バイ)という字は日本語では訓読み「しろ」、音読み「はく」とそれぞれ二つの音節で読まれていますが、中国語では常に「バイ」と1音節で読まれます。

「バイ」の発音を表記したこのローマ字式記号「bái」が、ばいという漢字の拼音(ぴんいん)にあたります。


ではこの「bái」という拼音の音節構造を詳しく見てみましょう。

この「bái」という音節は子音+母音+声調の三つの要素でできています。ポイントは日本語のあいうえおのように、肺から出る空気が口の中を自由に通って妨げを受けない音のことです。


子音とは日本語の「パ(pa)」「タ(ta)」の「p」と「t」のように肺から出る空気が唇。歯、舌などの妨げを受けて出る音のことです。

中国語の大多数の音節は、子音、母音、声調の三つの部分でできていますが、母音と声調の二つの部分だけでできている音節もあります。例えば「爱(Ài)」の拼音は母音と声調の二つの部分だけでできています。


中国語の音節は、全部でこの2種類です。一つは「白(Bái)」のような子音+母音+声調のタイプです。もう一つは「爱(Ài)」のような母音+声調のタイプです。