レクチャー 42:

動的検索広告の設定手順について

講師: 勝原 潤
勝原 潤

レクチャーの内容


この動画では動的検索広告の設定手順について説明したいと思います。

動的検索広告というのは、ユーザーが検索した際に、広告グループの中にはキーワードと広告文をあらかじめ登録しておかないといけないと思うんですが、動的検索広告というのは URLからサイトのコンテンツの中身をシステムが読み取って、ユーザーが打ったキーワードに対して自動的に生成された広告文で広告を表示させるというような感じなので、キーワードの登録だったり、見出し文の広告文の登録など、そういったものが必要でない広告の設定の仕方になります。

ですので、機会損失が減ってサイトのコンテンツボリュームが多かったり、ECサイトなどを持たれてる方は、特に効果的な広告出稿手法と言えますので、是非とも活用していただければと思います。

まず、「キャンペーン」の画面にいっていただき、「+」ボタンを押します。そして「新しいキャンペーンを作成」を押します。そして、「このキャンペーンので達成したい目標を選択」とあるんですが、何でも良いのですが、一旦「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」をクリックしたいと思います。

キャンペーンタイプ(出稿手段)が選べる欄になるんですけども、ここで「検索」をクリックしてください。「このキャンペーンで目標とする成果を選択してください」は選んでも選ばなくてもどちらでもいいです。そして「続行」を押します。

そうしますと、このような画面に切り替わります。「キャンペーン名」なんですが、わかりやすいキャンペーン名にしていただいた方が良いかと思います。「日付_(案件名・サービス名・コンテンツ・商品名)_動的検索広告」だったり、別名「DSA」と言ったりしますので、分かりやすいように設定していただければと思います。

「Googleディスプレイネットワークを含める」のチェックボックスを外して、登録を進めていただければと思います。いわゆる、検索連動型広告のみというような感じになるかと思います。次に、この辺の「地域の設定」だったり「言語」「オーディエンス」の設定、1日の予算を一旦2000円くらいにしときましょうか。

そして、「入札単価」も好きなものを選んでいただけければと思います。おすすめは、「目標コンバージョン単価」だったり、「拡張クリック単価」などを選んであげると良いかと思います。後は、「コンバージョン数の最大化」でも良いんじゃないかなと思います。

つまり、自動入札の方を選んでいただいた方がわかりやすいかと思います。「保存して次へ」を押して、「広告グループを設定する」という欄があるんですけども、ここで標準ではなく、「動的広告」こちらを選びます。そして「ドメインを入力してください」という欄があります。ここで登録したいドメインを入力します。一旦、自社のサイトのドメインの方を入力したいと思います。ドメインなので「/」以下を入れます。

そして「更新」ボタンを押します。そうしますと、このような感じで、色々な、サイトからコンテンツを読み取って、カテゴリを作ってくれました。例えばSNSに関することでユーザーが検索した時に、例えばプレビューだとこんな感じでプレビューを表示して、それに最適な記事とか、最適なページはこれだよ、というような感じで出してくれたりします。

その他も一緒です。Twitter広告に関することとか、後は、Googleに関することなど、いわゆるユーザーがGoogleに関することで検索を打った時に、これはパソコンのプレビュー例なんですけども、こんな感じで出してくれたりとか、飛び先をここのページに飛んでくれるとか、そんな感じで自動生成してくれたりしています。

ここの「広告グループ名」なんでも良いかと思います。ちょっと自社のサイトだと例えづらいので、一旦、「動的検索広告」と打っておきます。

後は、アパレルサイトなどでそういった商品や商材がわかれば、その名前を入れてあげても良いかと思います。「保存して次へ」で、広告文を作ることができます。

広告文はURLだったり、見出し文は自動的に生成してくれるんですけども、ここの「説明文1」「説明文2」の二つだけは、あらかじめ入力しておく必要性がありますので、ここだけ準備しておきましょう。仮に「少額で広告出稿をお考えであれば地元に密着したWeb広告運用代理店へ。確かな広告運用とサポート」「湘南・鎌倉界隈特化のリスティング広告運用会社&少数精鋭のフットワークが軽く共有が濃い集団」で登録してみました。これで、「完了」を押すと、一個目が生成されます。

他の動画でも説明した通り、同じようにこのボタンを押せば、複製で作ることができますので、「説明文1」「説明文2」を差し替えて、色々と2〜3パターン作ることができます。二つ目はこのような感じで、これで、ちょっと2パターンしか作れなかったんですけど、これで「キャンペーンに進む」で、「動的検索広告」というものを作ることができました。

このような感じで、二つの広告文が作成されたというような状況になってます。ですので、ここでは「キーワード」の登録はもちろんありませんし、後は「オーディエンス」の設定とか、「ユーザ属性」の設定、この辺は一応最低限設定することはできます。「デバイス」も一緒です。

ですので、キーワードの登録がなく、広告文も最低限のものを設定しておけば、マッチするユーザーに最適な広告文と広告の URL、そういったものをシステムが自動的に生成し、察知して表示させるというシステムを組むことができました。

これが動的検索広告になります。ですので、繰り返しすようけども、ECサイトだったり、サイトのコンテンツボリュームの大きいものに関しては、この動的検索広告は有効な手段だと言えます。ただ、注意点がありまして、こちら学習する期間というものがありまして、ある程度クリックが取れたり、コンバージョンが取れたり、クリック率が取れたり、そのような運用の実績がないと、学習していかないので、すぐ動的検索広告を出稿したから、すぐにコンバージョンが取れ始めるかというと、そういうわけではないですし、そもそもインプレッション数というものが、極端に少なくクリック率が極端に高い、そしてコンバージョン率も極端に高い広告出稿方法になりますので、なんでインプレッションが出ないんだろうとか、なんでクリックが取れないんだろうって、お悩みの時期もあるかもしれませんが、データが取れるまでは、そういった状況にあるということだけ、ご理解いただければと思います。